花しょうぶと俳句
IRIS & HAIKU
この俳句は、1000年以上の歴史を持つ短い詩の形式です。 日本国内で俳句を作って楽しんでいる人は1000万人以上だともいわれています。 はじめるのがひかくてき楽で、しかし、奥がふかいもののようです。 日本語を学んでいるみなさんもトライしてみませんか。 きまりごとはひかくてきかんたんです。
まず、「風流な(5)/名札つらねて(7)/花しょうぶ(8)」のように、5音/7音 /5音=5拍/7拍/5拍で作ります。
また、季語をよみこみます。 季語とは、春・夏・秋、冬・新年の五つの季節を象徴的にあらわすことてばです。 たとえば、先の句では『花しょうぶ』が季語となり、夏を代表する花で、夏の光景や空気とともに上品で美しく群れ咲く情景をイメージさせる力をもつことばです。 日本で見聞きする天候・植物・動物・食べ物・年中行事にかんすることばは、ほとんど季語になるとかんがえてよいとおもいます。
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音のかぞえ方をせつめいします。 日本語は1音が1拍(=「たん」とかぞえることにします)がきほんです。 たとえば、「名札つらねて」は、「たん・たん・たん・たん・たん・たん・たん」の7音となります。 ただし、「主人」の「しゅ」や「カフェ」の「フェ」のように小さな文字がつかわれるばあいは、その前の文字とあわせて1音=1拍(たん)とします。 また、「決心」の「けっ」のように、小さい「っ」がつくばあいは、そのまえの文字とあわせて1音=2拍分とします。 また、「ぼうし」の「ぼう」や「ゴール」の「ゴー」のようにのばす音は1音=2拍分(たーん)とします。 さらに、「ん」も1音=1拍(たん)とかぞえます。 すこしむずかしいですが、日本語の発音のきほんとなります。 マスターすれば、発音(oral Japanese)がかならずレベル・アップします。
それでは、「がんばってあるこう」・「ティッシュペーパー」はどちらも9字で書かれていますが、それぞれ音の数はいくつで、なん拍となるでしょうか。みなさんでこたえあわせをしてみてください。そして、俳句づくりにトライしてみてはいかがでしょうか。
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【2017.7.29 日本語教室外国人対象に書いたもの。 元はルビ付き】
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