パフォーマンス
小池博史ブリッジプロジェクト
世界会議
白井さち子さんから案内があり、「小池博史ブリッジプロジェクト/世界会議」を吉祥寺シアターに観にいった。
吉祥寺、学生時代は中央線沿線に住んでいたのでよく出かけた。 今の地に移り住んでからは足の便が悪くなり、用事があって数回でかけたが、その際、用事がすむとそのまま帰っていた。
今日はマチネなので、観劇後ウン十年ぶりにお散歩する予定。 早めに出かけて仏bistoro《SAC》で昼食、もちろん初めて… レベルが高い! … 同業のお店が多いと聞いていたが、流石… 同じくらいの料金だったら日本のお店が、本国のお店より繊細でおいしいものを提供できるのはなぜ? … などと得した気分でいると… 開演10分前に!
というワケで、5分遅刻してしまい、入場は7~8分お待ちいただきますということになった。 ロビーのディスプレイがライブ中継をしている… ン? … これは!
客席に案内され着席。 まがうことなく”舞踏 Butoh(こちらを)”… そのものではないか。 これもウン十年ぶり。
衣装は、全員、装飾的な表象を一切排した白装束。 後半、顔を白塗りして個を覆ってしまう演出も同じコンセプトなのだろう。 と同時に、時間も空間も変幻自在にシンクロナイズする。
身体は、ベッドから降りる、顔を洗う、ドアを開ける、バス停へ歩くといった見慣れた日常の所作とは異質。 また、モダン・ダンスのパフォーマンスとも異質。 意味づけされたり言葉化されたりすることを拒み、奇抜とも特異とも言える肉体とその表現が展開される。
モダン・ダンスの洗練、高度化、純化とは真逆を目指す? … 混沌・猥雑・再生を目指すといえるのか。
いままで目にしたことがない身体の発見と体験に、覚醒とインスピレーションにおそわれるといえるのか。 モダン・ダンス的な予定調和的なカタルシスとは真逆のカタルシス…? 右脳が萎縮してしまった左脳人間には、やはり、息切れする…。
終演後、白井さち子さんと会うことができた。 すごく息が上がっているように見えた。 長時間の集中、テンション、肉体への負荷が思われる。
小池さんの作品はパパ・タラフマラ(こちらを) Pappa TARAHUMARA (こちらを)を通して数多く観てきたが、舞踏BUTOH (こちらを)―小池さんの現在の到達点… それとも… 根元にあったものが噴出したのか…?
お散歩。 土曜日とあってすごい人波に酔ってしまいそう。
家に帰り、風呂に入っていると、いろんなことが浮かんでは消えていく、なぜか―――藤原定家「見渡せば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋のゆふぐれ」 ―千利休の最期―枯山水―「幽玄」「有心」のことなどなど。
[参考]
パパ・タラフマラ イントロダクション
パフォーマンス「すこやかクラブ~パラダイスの朝に」はこちらへ
パフォーマンスパフォーマンス〔すこやかクラブ~パラダイスの朝に〕こちらへ
パフォーマンス「東京人形夜~Life is Beautiful」 I enjoyed the perfomance " Life is Beautifull / TOKYO-NINGYO-YA ".こちらへ
映画[工作~黒い金星/ブラック・ヴィーナスと呼ばれた男]~はじめての韓国映画、クオリティーが高い !はこちらへ
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