映画
オデッセイ
上下も左右も存在しない空間での浮遊感とスピード感 !
火星にただ一人取り残されたマーク。持ち前の植物学者としての知識を活かし、前ミッションから残留保存されていた資材を材料に水、空気、電気を確保すると、さらに火星の土とクルーの排泄物をもとに耕作用の土を用意し、ジャガイモの栽培に成功する。次のミッションであるアレス4が到着するまでの4年間を生きのびようとする。ストーリー、うまく組み立てられていて、火星での日常に、違和感なく入っていけた。
地球へ帰還するヘルメス号の飛行士の日常も、長い宇宙船での飛行はそういうことになるんだと興味深かった。
NASAのロケットによる支援ができなくなった時、中国国家航天局(こちらを)から助けが提供され、救助のための輸送を中国のロケットが引き受け、地球軌道に乗せることに成功する。地球での出来事もよく作られていた。
《火星》・《ヘルメス号船内》・《地球》という異なる空間での、人間ドラマの描き方に引き込まていった。
マーク生存の報を聞いた地球帰還中のアレス3のクルーが乗るヘルメス号はNASAの指令に反し、地球上の軌道でスイングバイ(こちらを)を行いながら中国のロケットでもたらされた追加食料などを受け取ると、火星へ戻る。
《宇宙空間》でクルーがマークをキャッチしようとするシーン、思わず引き込まれた。上下も左右も存在しない空間での浮遊感、スピード感など新しい感覚が呼び醒まさせられるような映像だった。秀作だと思う。原作の小説を読む予定。
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