をぎの葉/その十三日の夜
(更級日記)
exercise
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をぎの葉/その十三日の夜 exercise 解答/解説
解答
問1 動詞の語… ゐ 助動詞の語… ぬる
問2 ざる 撥音便 あかし イ音便
問3aぬ bようす、面持ち cほかの事 (別の話題)
dさき e打消 ず 連体形
問4① 飛び失せてしまったら
② どう思うだろうか
③ 車の主が供の者に
問5(1)A… 作者 B… 作者の姉
(2)A… をぎの葉と呼ばれる女性は、男の訪れを素直に受け入れるべきだったのに。
B… 車の主は、をぎの葉と呼ばれる女性にもっと強く呼びかけるべきだったのに。
問6 菅原孝標女・平安時代・藤原道綱母・蜻蛉日記
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解説
問1 テストにのぞむ際は、まず問題を読んで何が問われているのかインプットしてから本文を読むようにしてください。
動詞については、第1文の「縁に出でいて」の語句で、座るという意味の古語「居る」がワ行上一の動詞であることに気づく。よって、「い」は「ゐ」が正しい。助動詞については、結末の文「みな人寝ぬ」の語句で、その直前に「ぞ」が使われていて、結びが連体形となることに気づく。ここでは「ぬ」は完了の助動詞「ぬ」、よって、その連体形「ぬる」となると判断します。いずれも文法基本知識です。
問2 イ音便・ウ音便・促音便・撥音便の4種類、曖昧な人は文法テキストで確認してください。ここでは「こたヘざなり。」の語句で、「ざ」は打消しの助動詞「ず」の連体形「ざる」の撥音便「ざん」、「ん」の無表記。さらに、「ながめあかいて、」の語句で、「あかい」が動詞「あかす」の連用形「あかし」のイ音便。
問3a…「得(う)」「寝(ぬ)」「経(ふ)」が語幹のない下二段動詞であることは、覚えておくべき文法基本知識。
bcd…(略)
e…歌中の「など」は連体形で結ぶ副詞なので、「ぬ」は打消の助動詞「ず」となる。
問4①…「な」は完了の助動詞「ぬ」の未然形、よって、「なば」は仮定条件、テシマッタラ・タラと約することとなる。
②…「いかが」は、ドウ・ドノヨウニという意味の副詞、連体形で結ぶ。「べき」は推量の助動詞「べし」の連体形。
③…男が女の元を訪れる当時の恋愛や結婚のあり方(妻訪い婚)、「前駆おふ車(先払いさせて来た車)」から、男は貴人で何名かの供の者を連れ、女(をぎの葉)の元を訪問して、プロポーズしていると理解する。古典教養が必要。
問5A…作者の歌。「秋風」が吹けば「をぎの葉」はそよそよと音をたてるものである。それなのに「そよ(かすかな音)」とも返事をしないと、「そよ」を秋風と返事のかすかな声とにかけている。
B…作者の姉の歌。男性がもっと強く言いかけたら女性も返事をしたろうにと、男の強い愛の表現を待つ、それがおんなごころであるのにと、男をなじる歌。
ここは、男の呼びかけに女は応じなかった場面。『…は…べきだったのに。』とは、作者と姉が、「をぎの葉」と呼ばれている女性や訪れた男性がどう行動したらよかったのにと考えているのかをまとめる問。字数制限も含めて、自力で解答する訓練をしてください。国語筋力、増強できます。
問6 (略)
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