鷹を放つ/あまぐもにそる鷹
(蜻蛉日記)
exercise
解答
問1a藤原道綱 b一人前の人
問2 イ
問3dしか eめ fね
問4 据ゑ
問5 ア
問6② 作者が出家して尼になること
③ 作者が夫婦仲を思い切ること
④ 鷹は鷹狩りに使うもので殺生になるので、出家したら当然鷹は飼えなくなること。
⑤ 作者が剃髪して尼になることと、鷹が空に飛び去ることを。
⑥ 今は返事は書くことができません、ということ。
問7 平安時代・藤原道綱母・更級日記
解説
問1a…《略》
b「人」…「大人・成人」も可。
問2c…形容詞「後ろ安し」の未然形、気安い・先が安心だ・心配がない、の意。
問3 助動詞の意味・活用・接続、まだの人、頭に入れると古典の読解筋力が数段レベルアップします。前後の文意から、dは過去、eは意志、fは打消が適当と考えられる。接続に気を付けて適切な活用形で答えます。
まし(反実仮想)、 ず(打消し)、 ぬ(完了)、 き(過去)、 む(推量/意志)
問4 ワ行用下二は「飢う・植う・据う」の3語のみ。文意に適うのは「据う」。「たり」は用接続の助動詞、よって、「据ゑ」。「据え」としないこと。
問5①「いかで(副 願望の表現と呼応として、~ナントカシテの意)/死に(ナ変動 死ぬ用)/も(係助)/し(サ変動 す 用)/にしがな(終助詞 願望)」
問6②「かたち」は顔立ち・容貌の意。「かたちを変ふ」の熟語で、剃髪する・出家するの意。
③「世」・「世の中」は、男女の仲・夫婦の仲という意味がある。
④「鷹狩り」とは、タカ科のイヌワシ、オオタカ、ハイタカ、およびハヤブサ科のハヤブサ等を訓練し、鳥類や哺乳類(兎・狼・狐など)を捕らえさせること。仏教では殺生戒を破ることとなる。
⑤「掛詞」は、縁語とともに『古今集』時代から盛んとなった。「遭ふ/逢(あふ)坂」・「憂き/浮き」・「起く/置く」・「離(か)る/枯る」・「眺め/長雨」・「波/無み(無イノデ)」・「春/張る」/「日/火/思ひ」・「待つ/松」・「夜/寄る」などがよくつかわれるので頭に入れておくとよい。ここでは、「あま」が天(空)と尼(出家した女性修行者)、「そる」が逸る(それる・思わぬ方向に進む)と剃る(剃髪する)に掛けられている。
⑥作者からの返事を待つ使者への言葉。「え今は」の後に「返さず」のような表現が省略。「え…ず」=コトガデキナイの意。冷淡な夫への意趣返しとなる。
問7 《略》
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