世に語り伝ふる事
(徒然草)
exercise
世に語り伝ふる事(徒然草)exercise 解答/解説
解答
問1aキ cオ d エ h ウ j イ
問2b ガ行上二段活用・過ぐ・連用形 e ラ行四段活用・知る・已然形 f マ行上一段活用・顧みる・未然形
g ラ行変格活用・あり・未然形 i サ行変格活用・興ず・連体形
問3 ウ
問4 (ア)百聞 (イ)一見
問5 イ
問6④ すぐに根拠の無い話とわかる
⑧ ただ、世間普通にある珍しくもないことと同じように(冷静に差し控えて)受け取っておいたならば、それで万事間違いないであろう。
問7⑤ いかにも本当とだまされるから。 (15字)
⑥ 自分にとって名誉になるようなうそを言われた人。(23字)問9 大体が本当らしく対応し、盲信的でもなく、懐疑的嘲笑的でもなく、程々に冷静に受け取っておいたらよい。 (49字)
解説
問1 古文の単語には、現代語と意味の変わらないもの、現代語にはないもの、現代語とは意味だけが異なるものがあります。現代語にはない、または意味だけ異なるものはやはりなじみ深いものではないため、なかなか覚えづらいものです。しかし、試験で問われることが多いのは、現代語にない単語(古文特有の語)や現代語とは異なる意味を持つ単語(古今異義語)です。大学入試では500~700語程度必要。定期考査や平常テストでそのつどインプットしていけば、後で楽。
問2 動詞・形容詞・形動(用言)の活用は、助動詞活用の理解のベースになります。まだの人、input !
問3 「ある」とは、実際にあるの意で、事実のこと。「言ひなす」とは、ことさらに言う・そうでないことをそのように言うの意。「あるにも過ぎて人はものを言ひなす」で、事実以上に(大げさに)、いろいろとこしらえて話をするの意となる。ウが解。
問4 「うわさに聞くのと(実際に)見る時とは、何事でも違うものである」の意。Seeing is believing.
問5 「あらはるる」は、下二動詞「あらはる」の連体形、隠れているものが表にあらわれる、露見するの意。この段で主題になっている「虚言」が主語となる。イが解。
問6④「やがて」は、すぐにの意の副詞。「浮く」には、根拠のない・いい加減だの意がある。「聞ゆ」は、理解されるの意。
問7⑤よく知っていることとよく知らないことを正直に区別しているようにして話すうその例と考えられる。つい本当と信じてしまう。
⑥直前「我がため面目あるやうに言はれぬる」に着目できる。
⑦「皆人の興ずる虚言」が事実と「定まりぬ」ととらえられる。
⑨「よき人」とは、身分が高い人、教養があり上品な人の意。(2)と対照的な人。
問8⑩ 指示語の指示内容は、直前、その直前…とさかのぼり、「こと」などを補うなどして指示語に代入、文意が通るか確認。ただし、要約しなければならなかったり、指示内容が指示語の後にあることもあり、そのケースが出題されることも知っておく。
問9 作者の態度は最後のところに述べられている。
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