かぐや姫の嘆き
(竹取物語)
exercise
かぐや姫の嘆き(竹取物語)exercise 解答/解説
解答
問1 a ワ行上一段活用 ゐる 連用形 h ハ行下二段活用 経 連用形
b 過去 き 已然形 d 義務(当然)べし 連体形 e 完了 ぬ 連用形
g 断定 なり 連用形
c やってまいる 参る f 大声で泣く 泣き騒ぐ
i 思い出す 覚えている j 楽しく過ごす
k おいとまする お帰り申し上げる l 長年
m 上品だ 優美だ n 愛らしい かわいい
問2 あ 申さ い 給は う はべり え のたまふ お おはせ
問3 こそ
問4② やむをえずおいとましなければならないので
④ うれしい気持ちもいたしません(しません)
問 5 お心をお乱しなさるだろうと〈恐れて〉お話しないで黙ってばかりでいられようか(いや、いられない)と思って、打ち明けてしまうのですよ
問6 湯水飲まれず
問7 (「かの国」でわずかな時が、「この国」では長年になるほど、)「かの国」の時間の進行は、「この国」よりも著しくゆったりとして遅い。
問8 伝奇物語 平安時代
問9 源氏物語
解説
問1ah…動詞9種種類の活用、そのうちに…でなく、今インプット。コツさえ分かれば2~30分で覚えられますよ。
用言の筋トレをしたい人は、ネットの筋トレ国語サイト「古典文法」に挑戦してみてください。
bdeg…助動詞も、そのうちに…、ではなくできる限り早くインプット。少し厄介だけど。大事なのは「意味」。まず覚えましょう。次に、「活用」だけど、用言の活用が頭に入っているとぐんと楽! 「接続」は活用形別にグループ化して覚えれば、それほどむずかしくありません。助動詞、先のばしにしていると、授業で言われていることが理解できない、テストで助動詞の得点いつまでもできない、ということになります。
助動詞の筋トレをしたい人は、ネットの筋トレ国語サイト「古典文法」に挑戦してみてください。
cfijklm…いずれも重要な基本古語。そのつどインプット。後にラクできます。
問2 前後の文意から見極めましょう。また、尊敬か謙譲か丁寧かも見極めなければなりません。
(あ)…「言ふ」の謙譲語。 (い)… 尊敬の補助動詞。 (う)… 丁寧の補助動詞。
(え)…「言ふ」の尊敬語。 (お)… 「あり」の尊敬語。
★ 最終的に覚えなければならない敬語は30くらい。そのつどインプット。
問3 「我 (か) 死なめ」の「め」に着目。意志の助動詞「む」の已然形。文末が已然形→係り結びの法則、「こそ」の結びは已然形になっている。入門期の知識です。まだ理解できていない人は文法テキストを開いて。
問4 「さらず」は、避けることができず・やむをえずの意の熟語。「まかり」は、行く・来の謙譲語、「ぬ」は強意(確述)の助動詞。「なむ」について、完了の「ぬ」「つ」が推量・意志の助動詞に続く場合、強意(確述)なることが多いということもインプット。「べけれ」は当然(義務)の助動詞「べし」の已然形。「べければ」で確定条件となり、〈シ〉ナケレバナラナイノデの意。
問5 「さ」は、ソウ・ソノヨウニの意の副詞。直前の「必ず心惑はしたまはむものぞと思ひて、今まで過ごしはべりつるなり」を受ける。「やは」は反語の係助詞で、直後に「あらむ」が省略されている。「はべり」は丁寧の補助動詞、マス・デス・ゴザイマスの意。「ぬる」は完了の助動詞「ぬ」の連体形。「ぞ」は係助詞の文末の用法(終助詞という人もいる)で、告知する意。
問6 現代の「心配で食べ物がのどを通らないくらいだ。」と同じ。
問7 「かの国」で「片時〈わずかの時〉」ということでやってきたが、「この国」では「あまたの年を経ぬる〈多くの年を経てしまった〉」に着目してまとめます。読解力・思考力・表現力の国語の総合力が試されています。
問8 「伝奇物語」とは、空想的・幻想的な傾向の強い娯楽物語。代表的なものに、平安時代では『竹取物語』『宇津保(うつほ)物語』『浜松中納言物語』があり、江戸時代になっては、上田秋成(あきなり)の『雨月物語』、滝沢馬琴(ばきん)の『南総里見八犬伝(なんそうさとみはつけんでん)』などがある。平安時代初期の『竹取物語』『宇津保物語』は『源氏物語』を導く役割を果たしている。
問9 インプット。
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