町小路の女/うつろひたる菊(蜻蛉日記)exercise

蜻蛉日記

 町小路の女/うつろひたる菊 

 exercise 


                  

町小路の女/うつろひたる菊 exercise 解答例/解説

解答例

問1a ながつき  e ぬ  g うち

  b 意外なことに驚いて (9字)  c そしらぬふりをして (9字)

  d やっぱりそうだよ (8字)  f 帰りし

問2(1)渡せ・ふみ・とだえ (2)初句切れ 


問3(1) (2)つい日がたってしまったよ


問4 エ   ウ

問5⑤兼家の心変わり

  ⑥「あくる」が、夜が明けるの意と、戸を開けるの意の掛詞。 

問6(1)それにしても、まったく不審に思うくらいに、しらばくれていこと

  (2)兼家の心変わりを嘆く作者の歌に対して、兼家が軽くあしらうような返歌をしてきたことへの。 

問7 平安時代・藤原道綱母・菅原孝標女 

解説

問1 bの「あさましあさましさ=意外なことに驚きあきれる(さま)、cの「つれなし=平然としている・冷淡だ、dの「されば・よ=やっぱり・はたしての意、重要語。

   f…「門を開けてもらえるまで待つつもりだったが、急用の召使が来合せたのですぐ去らざるを得なかった」と誤魔化している。

問2 (1)「縁語」とは、和歌をはじめとして,主として韻文に用いられた修辞技法の一つ。たとえば「鈴鹿山うき世をよそにふり捨てていかになり行く我が身なるらむ」の和歌で,「ふり」「なり」が「鈴」の縁語となるように,中心の思想とは別に,一首のなかで,ある語と意味上縁のある語を用いて,それを相互に照応させ機知を示すなど,表現効果を増そうとする技法。

   (2)和歌の修辞法や技法 = 枕詞・序詞・掛詞・縁語・倒置法・比喩・倒置法・体言連体形止め・折句を、「国語便覧」などで理解しておいてください。ここでは、初句「うたがはし。」と終止形で切れている。作者の気持ちが強く直接に表出されている。

問3(1)「うたがはし」という作者の兼家を恨む歌を見て、兼家が言い訳をする文脈。

  (2)ほかの女のもとに通っていることを誤魔化して、「あなたが本当に私のことを思っているのか(しばらく訪問しないで)試しているうちに…」という言い方。

問4 ③…つとめて=名詞 翌朝、なほ=副詞 そのまま、=助動詞 打消し意志

④…=名 いつも、ひきつろふ=動 気を配ってする

問5 ⑤…「うつろふ」とは、移る・色があせる・こころ変わりするの意。ここでは、枯れかけた菊にかけて、心変わりをする兼家を暗に非難する文意。

   ⑥…問2(2)と同じ。

問6(1)さても=接 それにしても、あやし=不思議だ・変だ、ことなしぶ=動 何気ないふりをする・そ知らぬふりをする。

  (2)作者が神経を細らせて詠んだ歌を軽くあしらうように答えた兼家の不実へ、作者の怒り非難する気持ち。

問7 《略》





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