肝試し/道長の豪胆
(大鏡)
exercise
肝試し/道長の豪胆(大鏡)exercise 解答/解説
解答
問1a さみだれ b 午前二次時頃 ( 午前一時から三時ごろ )
問2ア ののしる イ さうざうし ウ 具す
エ つれなし オ むづかしげなり カ 念ず
問3b 尊敬語で、語り手が花山帝に敬意を表す。
c 丁寧語で、道長が花山帝に敬意を表す。
e 謙譲語で、道長が花山帝に敬意を表す。
問4① 不気味な感じがする ② 参れますまい
問5 確かに大極殿の中まで行ったことの証拠の品として、高御座の南面の柱を切り取るため。(40字)
問6 道隆と道兼が、肝試しの途中、「命があってこそご奉公もかなうというものです。」と言って、恐怖の余り無我夢中で引き返してきたから。 (63字)
問7 深夜ただ一人で大極殿へ行って無事にしかも平然と帰ってきた、道長の肝っ玉の太さに(39字)
問8(1)栄華物語 (2)今鏡 水鏡 増鏡
解説
問1 《略》
問2 ののしる…大声で騒ぐ/評判高い/勢いが盛んだ。文意からアの「ほめそやす」の意となる。 さうざうし…「寂し寂し」が語源、イの「もの寂しい」の意。 具す…持って行く、連れていくの意のサ変動詞。ウの解となる。 つれなし…冷淡だ/そしらぬ顔だ/平気だ/何の変化もないの意。エの解となる。むつかし…うっとうしい/気味が悪いの意の形容詞の語。「むつかしげなり」は形容動詞。オが解となる。
念ず…祈る/我慢するの意のサ変動詞。カの解となる。「むづかし」「むづかしげなり」も同じ。
問3b…言フの尊敬語。「おほせらる」は最高敬語に準じる言い方。敬意の方向は、地の文だからここでは「語り手」が、「おほす」の主体花山帝へ敬意を表すこととなる。c…丁寧の補助動詞。e…行ク・来の謙譲語。敬意の方向は、会話文だから話し手が、「まゐり」の受け手「花山帝」へ敬意を表すこととなる。
問4①「けしきおぼゆ」は、趣が感じられる/不気味な感じがするの意の熟語として覚えます。②「え」は後に打消しの語(ここでは、打消推量の「じ」)を伴って、…スルコトガデキナイの意。「まかる」は、行く・来の謙譲語。
問5 『「證なきこと」とおほせらるゝに…御てばこにをかせたまへる小刀申して、たちたまひぬ…たゞにてかへりまゐりてはベらんは、證候ふまじきにより、高御座の南面のはしらのもとをけづりて候ふなり』』と読み取る。「四十字前後で」なので、枝葉を払い、幹だけにする。
問6 花山帝が予想した通り、恐怖心を抑えられず、「身の候はばこそ、おほせごともうけたまはらめ。」=「身が無事である(命がある)からこそ、ご命令をいただきお仕えすることができるというもの。」と言い訳じみたことを言って引き返してきたのをとても面白がられた、ということ。
問7 「あさまし」は、思いがけないことに驚きあきれるの意。動詞「あさむ」の形容詞となる語。『誰の何に』かという問。冒頭の「御こゝろ魂のたけく」ともある。「丑」の刻の雨降る闇の中というとんでもなく気味が悪いなか、従者も連れず、大極殿へ行って「いとさりげなく、ことにもあらずげに」帰って来た、肝っ玉ぶり。「四十字前後で」なので、枝葉を払い幹だけにする。
問8 《略》
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