源氏物語を読む/源氏の五十四巻
(更級日記)
exercise
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源氏物語を読む/源氏の五十四巻 exercise 解答/解説
解答
問1 b うづ(ず)まさ h ひつ j きちょう
a 気の毒に思う (気遣う) d 出るとすぐに
i 理解する (納得する) l 容貌 (器量 顔立ち)
c 完了・り・連体形 e 自発・る・連体形 f 完了・ぬ・連用形
m 推量・む・已然形 g 源氏物語 k 僧
問2 たてまつる 「をばなる人」から「われ(作者)」へ
問3 なら
問4① 誰にも相談することもできず
② ひどくじれったく、読みたくてたまらなく思われるので
③ 実用的な物ではつまらないでしょう
④ 后の位も何の価値があろうか(何の価値もない)
⑥ 何ともとても他愛なく、あきれ果てたものだ
問5(1) 強意(確述)の助動詞「ぬ」の未然形「な」+推量の助動詞「む」の終止形「む」。
(2) 長くなって欲しい
問6 源氏物語を読む幸福感に比べれば、后の位も何とも思わないし、女人往生をかなえてくれる法華経第五巻を早く習えという夢のお告げも無視して物語の世界にふけっていること。 (80字)
問7 菅原孝標女・平安時代・藤原道綱母・蜻蛉日記
解説
問1 bhj
c…四段動詞の已然形に接続しているので完了の「り」と考える(←「さみしい、り」サ変の未然、四段の已然)。
f…「にけり」「にたり」「にき」の「に」は完了の「ぬ」連用形。
m…「こそ」の結びなので已然形、已然形が「め」は推量の「む」のみ。
g…作者が「読みたがっていらっしゃるもの」。
k…「いと清げなる僧の」の「の」が、同格の格助詞。「いと清げなる僧」と「黄なる地の袈裟着たる」が同格で「が」を伴って、「来て」の主部となっている。同格の「の」はデと訳し、「着たる」の後に「僧」を補える。
問2 「をばなる人」の2つ目の会話文にある「たてまつら」。敬語はそのつどインプットしてください。三十数語です。謙譲語は行為の受け手に敬意を表す。ここでは、差し上げるの受け手「作者」へ敬意を表すことになります。
問3 最後から2つ目の文にある「盛りになれば」、前後の文意から、「年頃になったら」→仮定条件と考える。「成る」の未然形「なら」となる。
問4①… 「人かたらひ」は人に相談することという意味の名詞の語。「え」は下に打消しの語(ここでは「ず」)を伴って、…デキナイの意となる副詞。
②… 「心もとなし」はじれったい・待ち遠しい、「ゆかし」は見たい・聞きたい・しりたい、「おぼゆ」は思われるの意。すべて基本古語です。
③…「まめまめし」は実用的だの意。ここでは、櫛や鏡や帯などのことを言っていると考えてよい。
④… 「何にかはせむ」は、なんになろうか(いや、なんにもなりない)・なんの価値があろうかの意の慣用表現。重要古語。
⑥… 「はかなし」は、はかない・無益だ・他愛ないの意。「あさまし」は、あきれはてるさま。基本古語
問5(1) 直前の「なり」は四段動詞「成る」の連用形、連用形に接続する「なむ」は強意(確述)の助動詞「ぬ」の未然形「な」+意志/推量の助動詞「む」。
(2) 「なら」は未然形、未然形に接続する「なむ」は、他への願望の終助詞「なむ」。…テホシイナアの意。
問6 物語を読むことに没頭している様子が二つの話題で印象深く語られています。一つは、女性にとってこれ以上の幸福はないといえる后の位につくこととの比較。もう一つは、女性の往生が説かれている法華経を早く習得せよというとても鮮明な夢告。「はしるはしる」以降の内容を、字数制限を考えながらどこまで書くか考えてまとめます。
問7 文学史、そのつどインプットするようにしてください。
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