能登殿の最期(平家物語)exercise

 能登殿の最期 

 (平家物語) 

 exercise 

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 能登殿の最期(平家物語)exercise 解答/解説

解答

問1 a ひたたれ  b よろい  c たち

   d なぎなた  e さや  f ほうがん  g すぐ)/ただちに

問2 解答例…教経の弓が正確で、強弓であったから。

問3(1)ア  (2)A オ B 

問4 ③ 組めとにこそあるなれ  ④ 太刀 長刀  ⑤ 鎧 甲

   ⑥ 解答例…総大将が逃げ回っている印象を与えると、味方の士気にかかわるから。

   ⑦ どうした拍子だったのだろうか

   ⑧ 恐ろしいなどと言っても言い足りない

問5  解答例…大将軍義経と組んで勝負を決めようと思ったが、逃げられてしまったので、ここらが死ぬ潮時だと思い定めたこと。

解説

問1 《略》

問2 「能登守(平)教経の矢の前に立ち向かう者はいなかった。」の意。こことこの後で、弓でも太刀・長刀でもかなう者がいない使い手であったことが読み取れる。ここでは弓について述べている。教経が正確に剛弓を引きこなしたことを言う。

問3 「な~そ」→~シテクレルナの意。「いたう罪作り給ひ」は出題されます。全体は「能登殿、あまり(人を殺して)罪を作りなさるな。そんなになぎ回ったからといって、(それほどの)よい敵であろうか。そうではあるまい。」の意。よって、(1)の解は明らか。(2)(B)は「さては、大将軍に組めごさんなれ。」と理解して、「判官」と戦おうとすることからウが解。

問4 ③「組め(マ四動 命)/と(助 引用)/に(助動詞 断定 なり 連用形)/こそ(係助 強)/ある(ラ動 終)/なれ(助動詞 推 なり 已然)」の縮約形。

④「打ち物」、⑤「物の具」は軍記物語で頻出する語。

⑥ 源氏の総大将として全軍の士気を考え、大将軍が逃げ回っているような印象を与えることのないように配慮し、表面的には立ち向かっていくような姿勢を示していたのです。

⑦「いかが(副)/し(サ変 連用形)/たり(助動詞 完 用)/けん(過去原推)」

⑨「恐ろし(形)/なんど(副助 引)/も(係助 強)/おろかなり(形動 ナリ 終)」

問5 最初の1文目「今日を最後とや思はれけん」、最後に義経と勝負しようとするがかなわず、⑧に続く「太刀・長刀海へ投げ入れ、甲も脱いで捨てられけり。鎧の草摺かなぐり捨て、胴ばかり着て」から考えます。この後入水し自害する場面へと続きます。

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解答

問1(1)a 組み  b 下り  c 会ひ  (2)促音便

  (3) イ音便  (4)続き

問2(1)e かぶと  f しころ  g すそ

  (2)d ろうどう ・ 家来  h めて ・ 右手

問3① 鬼  ② 人並みはずれた剛の者である

  ③ どうして組み伏せられないことがあろうか、いや、組み伏せられるはずだ

  ④ ちつとも

問4(1)うれ ・ おのれ  (2) 感動詞 ・ 接続詞

問5 (1)ここに  (2) 剛勇無双

問6 (1)どうど ・ つつと  (2)  安芸太郎を   ~  かいはさみ

問7 軍記物語  鎌倉時代  琵琶法師

解説

問1 付録用言の音便をインプットしてください。(4)順に「とりつい」「抜い」「続い」「かいはさみ」となる。

問2 《略》

問3① 「能登殿の形相」と関係のありそうな記述として「いかに猛うましますとも…たとひ丈十丈の鬼なりとも…」に着目できる。「本文中の一語で」から「鬼」が解。

  ② 「普通(名)/に(格助詞 比較)/は(係助 区別)/すぐれ(ラ下二動 用)/たる(助動詞 存 連体形)/したたか者(名 気丈な者)/なり(助動詞 断 終)」

  ③ 「などか(副 ドウシテ)/従へ(ハ下二動)/ざる(助動詞 打消し ず 連体形)/べき(助動詞 推 連体形)」

  ④ 文中の副詞は「ちつとも/などか/どうと/つつと」、ここでは、下の打消しの語「ず」に呼応する「ちつとも」、現代語と同じ用法です。

問4(1) 「うれ」「おのれ」は一人称そして二人称の代名詞。相手を卑しめて言うことがある語で、テメェー・貴様の類。

  (2) 《略》

問5(1)第一段は能登殿の名乗りの場面、第二段は実光たちとの戦闘の場面ととらえられる。

  (2)「豪勇/強勇」とも、強くいさましいこと、勇気があってものおじしないさま、また、その人の意。

問6(1)問3④の副詞「どうど/つつと」

  (2)対句とは、修辞法の一。語格・表現形式が同一または類似している二つの句を相対して並べ、対照・強調の効果を与える表現。詩歌・漢詩文などに用いられる。「月に叢雲 (むらくも) 、花に風」など。「安芸太郎を弓手のわきに取つてはさみ」と「弟の次郎をば馬手のわきにかいはさみ」は並列・対等、「ひと締め締めて」の連用修飾語となる。

問7 文学史の知識、インプットしていたほうが良いと思います。

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