のちの千金の事
(宇治拾遺物語)
exercise
のちの千金の事(宇治拾遺物語)exercise 解答/解説
解答
問1(1)命令形 (2)記号… a 活用の種類… サ行変格活用
問2 ① 高貴な ② めし上がる ③ ばたはだ音を立てる
問3 ④ 荘子 ⑥ 今日の食物〔別解〕今日食ふべき料の粟
問4(1)とてもあなたが私を江湖へ連れて行って放してくださるまでは待てないだろう。
(2)呼応の副詞〔別解〕陳述の副詞・叙述の副詞
問5 b 推量 e 可能
問6(1)ウ (2)鮒 (3)有名になった
問7 寓話
解説
問1 動詞の活用9種類、まだの人早くインプットすること。文法の勉強のスタートです。サ変は「す」と「おはす」の2語です。
問2 古文の単語には、現代語と意味の変わらないもの、現代語にはないもの、現代語とは意味だけが異なるものがあります。現代語にはない、または意味だけ異なるものはやはりなじみ深いものではないため、なかなか覚えづらいものです。しかし、試験で問われることが多いのは、現代語にない単語や現代語とは異なる意味を持つ単語です。大学入試では500~700語程度必要。定期考査や平常テストでそのつどインプットしていけば、後で楽。
問3 荘子が食べ物がなくなりせっぱつまて隣家へ粟を借りに行った話であることがおさえられれば容易な問。
問4(1) 指示語の指示内容は、直前、その直前…とさかのぼり、「こと」などを補うなどして指示語に代入、文意が通るか確認。ただし、要約しなければならなかったり、指示内容が指示語の後にあることもあり、そのケースが出題されることも知っておく。ここでは、直前の「我、いま二、三日ありて、江湖もとといふ所に、遊びしに行かんとす。そこにもて行きて放さん」をまとめる。
「さらに」は後に打消しの表現を伴って、マッタク・全然の意となる呼応の副詞。「まじ」は打消し推量の助動詞、~ダロウの意。
(2) 呼応・陳述の副詞は訳に大きく影響するのでしっかり覚えましょう。特に、「え・さらに・つゆ・たえて・ゆめ・な・むべ・など・いかで」は頻出。
問5 助動詞「べし」は意味が多くてヤッカイ。「テ(適当)ス(推量)ト(当然)メィ(命令)カ(可能)イ(意志)」という覚え方もある。意味は前後の文意から確定します。平安時代の人はこんな意味を意識して使っていたわけではありません。現代人が理解するために分類したものです。
問6(1) 故事・成語、この際覚えましょう。
(2) 「名誉」は名高い・評判高いの意の名詞。「名誉す」のサ変動詞で、有名になること・評判になることの意。「り」は完了の助動詞。
問7 イソップの寓話が有名。
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