💥解読💥
多木浩二「世界中がハンバーガー」
★本格的に取り組もうと思う人向けです。
★プリントアウトするか、解答のみを紙に書くなどして取り組んでみてください。😄
全体を五つの段落でとらえます。さらに、それぞれの段落は以下の形式段落からなります。教科書やコピー本文に書き入れましょう。
第1段落… アメリカの都市は、…
1つの形式段落
第2段落… ファーストフードの流行は、…
1~3の形式段落
第3段落… しかしどの社会でも、…
1~5の形式段落
第4段落… おそらくこうしたファーストフードの経験は、…
1つの形式段落
※( a.b.c)→ aは段落、b は段落内の形式段落、cは形式段落内の何文目。
第1段落
💥設問💥
次は第1段落を要約したものです。空欄に適切な語を本文の第1段落から抜き出して書き入れなさい。空欄中の記号の右横のカッコ〈〉内の数字は語の字数です。
二十世紀文化の特徴は、並び立つ( イ〈5〉 )と( ロ〈4〉 )の興隆と( ハ〈8〉 )が流行し普及したことであり、一言でいうと、世界規模での文化の( ニ〈11〉 )である。
イ =
ロ =
ハ =
ニ =
💥解読💥
イ = 超高層ビル (1.1.1&4)
ロ = 大衆文化 (1.1.2&3)
ハ = ファーストフード (1.1.4)
ニ = アメリカナイゼーション (1.1.3)
キー・ワードになる語です。マーク。ロとハは迷ったかもしれません。
「大衆文化」(1.1.2&3)とは、ポップカルチャーともいわれ、大衆に広く愛好されている文化のことで、ポピュラー音楽・お笑いコント・アニメ・エンタメ映画・テレビドラマなどが思い浮かべられます。大衆が雨露しのげ餓えずにすむようになり生活に余裕が持てるようになるにつれて興隆するものです。
「大衆文化」の対義語は「ハイカルチャー」で、クラシック音楽やバレー・古典演劇・オペラ・伝統芸能などがあります。おもに支配階級や上流層やお金持ちが享受していたものと考えてください。
第2段落
💥設問💥
次は第2段落を要約したものです。空欄に適切な語・語句を本文の第2段落から抜き出して書き入れなさい。空欄中の記号の右横のカッコ〈〉内の数字は語の字数です。記号も1字とカウントします。
ファースト・フード、とくにハンバーガーのチェーン店で強く感じられる( ホ〈11〉 )は、( ヘ〈2〉 )が商業の形態をとりながら文化の様式を携えて世界を( ト〈3〉 )する一つの実例である。
ファースト・フードが広まった理由は、都市生活者が食事のしかたに( チ〈3〉 )を好むようになったことと、( リ〈7〉 )の変化である。
このようにして食習慣の簡便化を好む傾向が世界的にひろがり、( ヌ〈2or5〉 )が持つ意味は希薄になった。
ホ=
ヘ=
ト=
チ=
リ=
ヌ=
※ヒント…リのみが語句(7字)。ヌは語でも語句でも可。
💥解読💥
ホ アメリカナイゼーション (5.1.4&他2か所)
ヘ 資本 (5.1.2&7)
ト 均質化 (5.1.7)
チ 気軽さ (5.2.2)
リ 人間の集合状態 (5.2.2)
ヌ (公的な)饗宴 (5.3.5)
繰り返される語に注意。「ファースト・フード」(5.1.3 &他6か所)と「アメリカナイゼーション」(5.1.5 &6)をマーク、世界がファーストフードの拡大と表裏するように文化がアメリカ化=均質化されつつあると主張するもの。
形式三段落の記述がもつれていて読み取りにくい。ヨーロッパの宮廷社会の晩餐会(バンケット)や家族そろって食事することのその持つ意味を喪失(そうしつ)してしまった。特に、宮廷社会の晩餐会での身分序列を確認する席次とか会話や話し方のマナーなどは、市民社会に移行すると市民階級にまで模倣普及されるようになり、さらに私的な生活を重視するようになると、その饗宴の意味が希薄(きはく)になっていった、としているようです。社会の現代化に伴って食事を共にすることの持つさまざまな文化的・象徴的意味が希薄化(きはくか)したと言おうとしているのです。今いちの人は、もう一度try! 😉
第3段落
💥設問💥
次は第3段落を要約したものです。空欄に適切な語・熟語を本文の第3段落から抜き出して書き入れなさい。空欄中の記号の右横のカッコ〈〉内の数字は語の字数です。記号も1字とカウントします。
食事の形式は市民社会が発展すると( ル〈5〉 )が誕生したり、さらに、共食形式によって( ヲ〈4〉 )の強化の象徴となったが、( ワ〈9〉 )の出現は家族の絆の希薄化と関係深い。
文化や人間の集合状態に変化が起こり、( カ〈1〉 )的な生活を重んじ、労働や遊びが個人化・多様化するようになった。食事の楽しみが至上の( ヨ〈2〉 )ではなくなり、日常化し( タ〈2〉 )化が望まれた。
種々のレストランやグルメという風俗が存在している中で、ファーストフードという( レ〈3〉 )的な食べ物はネーション固有の( ソ〈2〉 )の希薄化を結果している。別の言い方をすると、ローカルな( ツ〈2〉 )を世界的規模まで広がった同一の網目に組み込む、すなわち、均質化し画一化して巨大なネットワークの端末にしてしまう力となっている。
ル=
ヲ=
ワ=
カ=
ソ=
ソ=
ツ=
💥解読💥
ル=レストラン (3.1.4)
ヲ=家族制度 (3.1.4)
ワ=ファースト・フード (3.1.6&多数箇所)
カ=私 (3.2.2)
ヨ=快楽 (3.2.4)
タ=簡便 (3.2.5)
レ=無国籍 (3.4.4&5)
ソ=文化 (3.4.5&その他多数箇所。キー・ワード)
ツ=都市 (3.5.1 &その他複数箇所)
第4段落
💥設問💥
A ファースト・フードを利用することでどのような影響を受けることになると主張されているのか、三点でまとめなさい。
①
②
③
B ファースト・フードは「巨大なネットワークであり、巨大な帝国であり、メディアでさえある」(4.1.4)とされているが、ここでいう「巨大なネットワーク」「巨大な帝国」「メディア」とはどういう点をそういっているのか、それぞれをわかりやすく説明しなさい。
「巨大なネットワーク」⇒
「巨大な帝国」⇒
「メディア」⇒
💥解読💥
A ファースト・フードを利用することでどのような影響を受けることになると主張されているのか、三点でまとめなさい。
①貧困としか言いようのないメニューに慣れることになる。
↑
(4.1.2)
②従来の固有な食習慣も社会との関係も失い、いわば都市の遊民のような存在になる。
↑
(4.1.2)『「都市の遊民にな」る』の暗喩表現の比喩内容を明らかにして記述した例。
③自分自身を世界的規模まで広がったネットワークの網目に組み込む、言い換えると世界化することになる。
↑
(4.1.3)「我々を…世界化している」の文脈上の意味を明らかにして記述した例。
B ファースト・フードは「巨大なネットワークであり、巨大な帝国であり、メディアでさえある」(4.1.4)とされているが、ここでいう「巨大なネットワーク」「巨大な帝国」「メディア」とはどういう点をそういっているのか、それぞれをわかりやすく説明しなさい。
「巨大なネットワーク」⇒セルフサービスを取り込み、内装を統一、メニューを画一化、厨房を廃止して中央の管理をきわめて容易にして世界中に店舗を展開している点。←(3.3.1)
「巨大な帝国」⇒世界のどの都市に言っても、同じ看板、同じ内装、同じメニューの店舗に遭遇するのが、限りなく領土・勢力を拡大していく強国に似てる点。
↑
(4.1.3)
「メディア」⇒固有の食習慣を消滅させ、社会との関係を失わせるというように、個人や集団に多大な影響を及ぼしている点。
↑ ↑ ↑ ↑
「ほとんど意識されない…影響のほうが大きい」(4.1.1)「いつのまにか…になっていく」(4.1.2)&「我々自身をいつのまにか…している」(4.1.2)に着目。無意識のうちに特定の考えや価値観を刷り込まれ操作されることと「メディア」の持つ一面の共通性を、食と社会関係という観点で記述😖
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