東京人形夜
~「クラフト」を観た
久しぶりの下北沢。 駅近くのカフェで腹ごしらえして北沢タウンホールに向かうが迷ってしまった。 マイミーさんが出演。 この劇団は、日常から非日常へ、リアルからヴァーチャルへ徐々にトランジットさせるかのように、開幕前客席に入ってパフォーマンスを始める。
衣装・メイク・照明などこれまでで一番凝っていた。 パントマイムというより、パフォーミングアートと呼んだ方ほうがよいと思う。 人形振りはこの劇団の公演で何度か観た。 人形そのものが、古代は神の拠り代(しろ)であり神秘的なもの。 その人形に人間と同じ動きをさせたのが、からくり人形・繰り人形、そしてロボット。 日本でも人形振りは、江戸時代から人形浄瑠璃の操り人形を模して歌舞伎で行われている。 人形に人間の動きを再現させるものだが、逆に、人間が人形の動きを再現するのが人形振り。 人形ゆえの独特の動きと制約を逆手にとって独自の表現世界を創り出す。
【参考動画】劇団東京人形夜「CRAFT」
2016/02/01劇団東京人形夜「CRAFT」 パントマイム・ダンス界の異才パーツがこどもの想像の世界に遊ぶ こどもの心と創造の世界を「カタチ」に。 マイムとダンスのCRAFT(技)で表現します。 カラダすべてでつくりだす ふしぎな世界へ。 第26回下北沢演劇祭参加作品
◆作・演出 パーツ・イシバ ◆出演 パーツ・イシバ、ロボティン、オリーブ、マイミー、ペルル、ポーター、アリス、パーウィー、ピート、ジミニー ◆オープニングアクト キッズダンスサークル「Flower」(指導:道上桃香・石場晃子) ◆場所 北沢タウンホール ◆開催日 2016 年 2 月 11 日(木・祝) ◆時間 13 時30分 開場/14 時開演 ・ 17 時30分開場/18 時開演
公演終了後、白井さち子(こちらを)さんと中華料理を肴に飲んだ。 現役のダンサーでありパフォーマー・振付家のお話ーーー人形振りは、人形はほんとは動きたくないのだというつもりで動くことが肝要、発達障害(? )の子と体を動かすことの関係、ヨーロッパ音楽のリズムの観念のない東南アジアのパフォーマーとの共演、アート普及 のヒエラルキー、言葉の強さなどなど刺激的で触発されることが多かった。 また、「ヴァニティーズ」を演った時のことの思い出話になり、さらに、「ヴァニティーズ」を翻案した「TOM BOY」を吉祥寺で見た後、その作・演出の堤泰之さんとお会いでき、お話できただけではなく上演台本を送ってもらい、さらにまた、その「TOM BOY」を国立で演ったことなど次々に思い出された。
気づくと23時を回っていた。 かろうじて西武の最終電車に乗れた。
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