丹波に出雲といふ所あり
(徒然草)
exercise
丹波に出雲といふ所あり exercise 解答例
【一】
問一① りっぱに造ってある③ えらく信仰心を起こした
④ 不思議に思って
問二② しだのなにがし ⑥ 神官
問三 イ
問四 知り(ラ行四段活用の動詞「知る」連用形)/ぬ(強意の助動詞「ぬ」終止形)/べき(当然[推量]の助動詞「べし」連体形)/顔(名詞)
問五(b) 聖海上人の神官に対する敬意 (c) 神官の神様に対する敬意
【二】
問一 しだのなにがし問二1 獅子、狛犬が背中合わせにお互い後ろ向きに立っていたこと
2 子どものいたずらによるもの
問三③ すばらしいこと ④ あんまりだ
⑤ 都へのみやげ ⑥ いたづらな
問四 あなめでたや
問五 権威を無条件に信奉する単純な性格
問六 形式主義的かつ盲目的な信仰に対する批判
丹波に出雲といふ所あり exercise 解説
【一】
問一④…「あやしがるは」は、形容詞「あやし」が動詞化したもの。「あやし」は、不思議だ・変だ・妙だの意。
問三 断定の助動詞には「存在」の用法もある。地名・場所+なる→存在 ~ニアル・ニイル
また、余裕のある人は次のような特殊な訳し方も理解してください。
叔母なる人→叔母にあたる人
御供なる人→お供の人
顔回なる者→顔回という者
問五 「承(うけたまは)る」は「聞く」の謙譲語。ここでは話し手の聖海上人が、「聞く」の受け手神官に対して敬意を表すことになる。
「つかまつる」は、「す」「なす」の謙譲語、ここでは話し手の神官が、いたずらを「す」「なす」の受け手である神様対して敬意を表すことになる。謙譲語は、行為の受け手に敬意を表すことを理解してください。
【ニ】
問四 「あな+形・形動の語幹(+や)」=感動詠嘆表現をインプットいてください。
問五 なんでもないことにすぐに感激する性格とも言えます。
問六 単純に人のいうことに共鳴する群集心理に対する批判とも言えるでしょう。
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