絵仏師師良秀(宇治拾遺物語)
exercise 解答/解説
【参考動画】
絵仏師師良秀(宇治拾遺物語)exercise 解答/解説
解答
問1 a い b おおじ c きぬ d めこ
問2 e そのまま、もとのまま f 大変だ j 長年
k 見舞う l あきれるばかりだ m どうして
n へただ、まずい o 理解する、悟る
問3 g ウ h オ i エ
問4 こそ
問5 B これは(また)どうして E 仏だけでも上手に描きもうしあげたら
G 賞賛し合っている(みんなが賞賛している F とぶらひ
問6 A かうこそ燃えけれと、心得つるなり (16字)
C 炎の描き方を悟ることができて、もうけものよ
D 仏画を描くことを専門として世間を渡るからには
問7 ウ
問8 説話集 鎌倉時代
問9 芥川龍之介
解説
問1 漢字熟語は現代とは違う読み方をされものがあるので注意。出題されるのはそういう漢字。
問2 古典を学習するには古文単語を覚えていかなければいけません。現代語でも使われるが現代語とは違う意味を持つ語(「あさまし」など)、現代では使われていない語(「なんでふ」など)、そのなかでよく使われる語です。同じ日本語であり、500~700語程度なので、英単語を覚えるのよりはるかに楽。定期考査と小テストの際、少しずつインプットしておくと後に楽。
問3 古語にも、現代語と同じく10の品詞があります。「自立語」と「付属語」とか、「体言」と「用言」とか、「活用」と「活用形」とか、「係り結び」などの文法の入門的知識を、今のうち教科書・文法テキストでインプットして。
問4 結びが「已然形」となる係助詞は「こそ」だけ。
問5B…「こ(コレ)+は+いかに(ドウシテ)」。前文にある「いかに」はドウ・ドノヨウニの意味で、その後に「したまふぞ」が省略されていると考える。
E…仏+だに(ダケデモ)+よく(上手ニ・ウマク)+書き+奉ら(申シアゲル)+ば(ここでは、仮定条件の用法となり、~タラ・~ナラ)
G…「めづ+合ふ+り」。「めづ」は、ほめる、賛美する、賞美するの意。「―合ふ」は、~しあう、みんな~するの意。「り」は、完了の助動詞(~タ)。
F…「わたうたち」は、おまえさんたちの意。良秀に問いかけた「者ども」。何をしに来たと述べられているか。
問6A…火炎の燃え方の真髄をつかむことができてうなずき笑っている。
C…「道」には、専門の分野の意味があることは現代語と同じ。良秀の専門分野は?「世にあり」は熟語で、生きている・この世にいるの意。
D…「これこそもうけものよ」の意。「これ」の指示内容は、前々とさかのぼり、「これ」(指示語)と置き換えて文意が通じるか確かめてみるのは現代文と同じ。ただし、例外がある。
問7ア 「人を狂わせるほどの不思議な力がある」は不適。
イ 「冷笑的に描き出している」は不適。
エ 「地獄の沙汰も金次第であると風刺している」は不適。
オ 「賞賛することになっている」は不適。
問8 「説話物語集」とは、神話や伝説や童話など(説話)を素材として文学的な内容や形態をそなえたもの。中心となるのは、「今昔物語」や「宝物集」のような、平安末期から鎌倉・室町時代に行われた文学。叙事的・伝奇的・教訓的・寓話的・民衆的な要素を持ち、民衆の意見・嗜好・信仰等がうかがわれる。
問9 芥川は、「地獄変」は「宇治拾遺物語」を、「羅生門」「鼻」「芋粥」は「今昔物語集」を題材にして作品を描いている。
⋘
⋘ 前へ 絵仏師師良秀(宇治拾遺物語) もっと深くへ ! 問題解答(解説)
【高校国語学習支援サイト】向け
コメント
コメントを投稿