小林秀雄
無常といふ事
exercise
無常といふ事 exercise 解答例/解説
1
解答例
問1b幻覚 d依然 e術 f既
問2aロ cニ
問3 ハ
問4 来世で往生すること (9字)
問5② イ ⑤ ハ
都6 イ
問7 ロ
解説
問1問2《 略 》
問3【経験】を述べた部分、【経験の解釈その一】、【経験の解釈その二】という形で分けられます。
問4 ① 同じカギかっこ内にある「後世をたすけたまへ」を10字以内でまとめることになります。「後世」とは、来世(あの世)、死後の世界での安楽・極楽往生の意。
問5 ②では、「心に浮かび」「心にしみわたった」が反映している選択肢が、④では、「こちらの心身の或る状態だけが消え去って、取り戻す術を自分は知らない」、つまりこのような状態に対する自覚の問題であるということに踏み込んだ選択肢が正解となります。
問6 直後の「あやしい思い」は「経験」そのものではないと読み取る。
問7 問3で分けた第二・第三段落の対応関係を読み取る。
2
解答例
問1 二つ目… 晩年の鴎外 三つ目… また、ある
問2 思い出す
問3(1) 一見魅力ある様々な手管めいたもの (18字)
(2) 考えの糸は切れたままでいた (13字)
問4 ハ
問5 のっぴきならぬ人間の相
動じない美しい形
都6 【解答例】「人間になりつつある」の「人間」は、「死んでしまった人間」。彼らは「はっきりとしっかりとして」「まさに人間の形をしている」。「生きている人間」は、やがて死んで、それから「人間」になるのだから、今は「人間になりつつある一種の動物」ということになる。
解説
問1 「歴史」をめぐっての【①過去の体験のまとめ】/【②過去の体験の具体例その一】/【③過去の体験の具体例その二(ただし、印象的な語句「人間になりつつある一種の動物」を含み、一の例よりいっそう具体的な場面設定のもとにある)】ととらえられる。
問2 本文の主題に直結する重要な問になります。筆者は「多くの歴史家」ではないから、このように「感じ」るために、「心を虚しくして思い出すこと」が可能だったと理解できる。
問3(1)「やっと」はというのは、本文冒頭「以前には大変難しく思えた」とほぼ呼応する表現であり、冒頭部分の理由がその直後に「から」を伴って述べられているから、その理由が「鴎外」にも適用されると考える。
(2)(1)の解答を導き出す過程で冒頭が解答として内容上適切であることが分かるが、この部分を意味の通る形で抜き出すためには、「逃れるのが」を含める必要があり、これを含めると指定字数を越えてしまう。そこで、筆者自身にとって「大変難し」かったことを示す他の部分を見るしかないと考える。過去の体験を例示した部分では、「歴史」が「美しく感じられ」るために必須の動作「思い出す」が述べられていない。ということは、この段階では、筆者はまだ「歴史」の扱い方を本当に心得ていなかったのだと考えられる。それが出てくるのは第二段落だから、第一・第二の間で何らかの変化が生じたと見るのが適切だろう。これで解答を導ける。
問4 川端康成さんが何者か分からなくても解答できる。「笑って」と「答えなかった」のそれぞれから何が導かれるか、というように該当箇所の要素をひとつひとつ検討する。
問5 会話文には解答に相当する事項が具体的に出てこない。問3(2)で考えたとおり、第二段落が最終的な解明であるとするのなら、やはりこの解答も第二段落から引っ張るべきであろうと考えられる。設問の「現れる」という動詞が第二段落にもあることにも着目できます。
問2 本文の主題に直結する重要な問になります。筆者は「多くの歴史家」ではないから、このように「感じ」るために、「心を虚しくして思い出すこと」が可能だったと理解できる。
問3(1)「やっと」はというのは、本文冒頭「以前には大変難しく思えた」とほぼ呼応する表現であり、冒頭部分の理由がその直後に「から」を伴って述べられているから、その理由が「鴎外」にも適用されると考える。
(2)(1)の解答を導き出す過程で冒頭が解答として内容上適切であることが分かるが、この部分を意味の通る形で抜き出すためには、「逃れるのが」を含める必要があり、これを含めると指定字数を越えてしまう。そこで、筆者自身にとって「大変難し」かったことを示す他の部分を見るしかないと考える。過去の体験を例示した部分では、「歴史」が「美しく感じられ」るために必須の動作「思い出す」が述べられていない。ということは、この段階では、筆者はまだ「歴史」の扱い方を本当に心得ていなかったのだと考えられる。それが出てくるのは第二段落だから、第一・第二の間で何らかの変化が生じたと見るのが適切だろう。これで解答を導ける。
問4 川端康成さんが何者か分からなくても解答できる。「笑って」と「答えなかった」のそれぞれから何が導かれるか、というように該当箇所の要素をひとつひとつ検討する。
問5 会話文には解答に相当する事項が具体的に出てこない。問3(2)で考えたとおり、第二段落が最終的な解明であるとするのなら、やはりこの解答も第二段落から引っ張るべきであろうと考えられる。設問の「現れる」という動詞が第二段落にもあることにも着目できます。
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