行成、実方のために冠を打ち落とさるる事
十訓抄
exercise
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行成、実方のために冠を打ち落とさるる事(十訓抄)exercise 解答/解説
解答
問1 a とのもづかさ c こじとみ
問2 b ず―打消 d き―過去
問3(1) 忍に耐へざる (2) 乱罰
問4 ② ア
⑤ エ
問5 行成が反論・反撃するものと考えていたが、平然と礼儀正しく対応されたため、間が悪くなりいたたまれなくなったから。
問6(1)ウ
(2)イ
問7(1)陸奥守へ降格(左遷)すること。
(2)実方は歌人として著名な人であったから、歌枕を見て来いという名目を付ける意図。
問8⑦…そのままかの地で亡くなってしまった。
⑧…少しも騒がずして (8字)
問9 ウ
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解説
問1 《略》
問2 係り結びの法則、まだの人は文法テキストを開いてインプット。用言・助動詞の活用、点取り問題を得点できるかどうかということになります。
問3(1)結末の教訓の一文で、実方の行為を評価したフレーズです。
問4②「うるはし」の辞書上の意味は、立派だ・きちんとしている・まじめだ。文脈上ア~エのどれが最適か。
⑤「召す」は、「呼ぶ/食ふ・飲む・着る/任命する」など尊敬語だが、その他いろいろの意味で使われる。ここでは、主上が実方を戒めようとする処置ととらえ、官職を取り上げるの意。
問5 「しらく」は、間が悪くなるの意だが、文意から推測する。行成を侮辱したのに、平然として冷静に対応されたことへの反応。
問6(1)「いみじ」は、はなはだしくすばらしい、または、ひどいの意。直後の「おとなし」は、成熟している・落ち着いているの意。行成を評価する文脈とわかる。
(2)(1)を参照。
問7 「歌枕」とは、歌に詠まれる地名・名所。例えばカラフルなモミジが美しい「竜田川」のように、特定のイメージと結びついて用いられた。「陸奥国」は「安積の沼」「白河の関」「塩釜の浦」「末の松山」などが有名。藤原実方は勅撰集に60首以上入集する、著名な歌人。ここではその歌人実方を降格するのを婉曲にいうもの。
問8⑦… 「やがて」は、そのまま/すぐにの意の副詞。「かしこ」は、あそこ・かのところの意の代名詞。「失す」は、死ぬの意の動詞。「に」は完了の助動詞「ぬ」の用。
⑧… 「忍」は「忍耐」の意、「忍を信ず」は、忍耐することがいかに大切かを信じて耐えたことを意味する。
問9 問8⑧を参照。
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